9月の水温が例年より2〜3℃高めで推移したため、アイナメの繁殖期が11月になるようだ。 しかし、クチバシカジカやダンゴウオ・スナビクニンなどダイバーに人気者たちは、水温が下がり始めると多く観察される。また、季節来遊魚のソラスズメダイ・ハコフグの幼魚・インドヒメジ・コバンヒメジなど色鮮やかな熱帯系の小魚たちが台風と共にやってくる季節である。 |
10月6日 | 4日に三陸沖を台風19号が通過した為、うねりが残ってダイビングは中止。竹浦 |
10月7日 水温22℃ |
多少うねりが残って透明度は2〜4mと悪い状態だが,クチバシカジカ3個体やダンゴウオ(赤とPNK)、フサギンポなど観察。・・・・竹浦・アコ島 |
10月8日 水温22℃ |
海の状況は昨日と同じだが、今日は久々のオコゼカジカの幼魚やハコフグの幼魚、クチバシカジカの成魚と幼魚4個体観察記録。・・・竹浦・アコ島 |
10月14日 水温21℃ |
昨日の西風の影響で今日の竹浦の海は、べた凪状態。クチバシカジカのオスは、巣床を決めたのか、2個体が定位置で観察。また、黄色いクチバシカジカの成魚や今年3月に生れた幼魚など、合計5個体観察できた。 その他、オコゼカジカの幼魚(体長3.5cm)、ハオコゼの幼魚(体長1.5cm)、フサギンポのオス、ジュズヒゲアナエビ、ピンクのダンゴウオ2個体と季節来遊漁(ソラスズメダイ、スズメダイ、ハコフグの幼魚、コブダイの幼魚)など |
10月18日 水温20℃ |
水中写真家の伊藤勝敏氏が女川町指ヶ浜を訪れ、養殖施設の被害状況や再開したホタテ貝の養殖施設などを撮影。 |
10月19日 水温20℃ |
女川町竹浦のアコ島でクチバシカジカやダンゴウオ、オコゼカジカ、フサギンポなど撮影。 |
10月20日 水温20℃ |
女川町指ヶ浜の沖合にあるホタテやマボヤの養殖施設が絡み合う場所。水深34mから直径5〜6mの円筒径で水深15mまで立ち上がり、クロソイやメバル、アイナメなどの魚礁となっている。 |
10月21日 水温19.5℃ |
透明度は、3〜4mとまだまだ回復していないが、クチバシカジカは3個体やオコゼカジカ幼魚1個体、ダンゴウオ3個体、フサギンポ2個体など観察。竹浦・アコ島 |
10月28日 水温18.5℃ |
ダイビングポイントの開拓の為、女川町指ヶ浜(ホヤ敷き根)を調査。切り立った大きな根を中心に大小の岩礁帯からなるポイント。天然のマボヤが群生し、岩穴には巨大メバル(体長40cm)が数匹とイシダイの幼魚、シロイバラウミウシが多く観察。 |